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怖がりっ子の社会化について

  

怖がりの子の社会化は

慎重に行わなくてはいけません。

だからといって、怖がることから遠ざけてばかりでは、

その子は怖い事のたくさんある世界で、びくびくしながら生きていかなければなりません。

それはその子にとって幸せな生活とは言えません。

ですから、少しでも怖がることを減らし、様々な刺激に平気でいられるよう

少しずつ慣らしていきましょう。

 

怖がりの子の社会化を行う時の注意点

 

①人や他の犬を怖がる場合 

 

 犬の場合、

無理に仲良くさせようとせず、その子が自分

から近づ いて いくまで待つこと。

また、友好的で落ち着いた成犬や老犬と会わせてみたり

デイケアを利用してみるのも効果的です。

 人の場合は、手からおやつを与えてもらい、 食べなかった

らフードを犬の方になげ、その距離を徐々に縮めて、自分の

方に近づけていくようにしても らいます。

 

 

②その他の物、場所、状況を怖がる場合

 

 その子の大好きなおやつ、

おもちゃなどで怖さを忘れさせ、楽しい体験と結びつける。

(セシルの場合は花ちゃんでした)

おやつを食べられないほど緊張している場合は

 しばらく声をかけずにその場所に留まるか、

震えているようならその場を離れ、

安心していられる場所に移動しましょう。

 

 

                                 

 怖がりの子の社会化は必ずその子のペースで進めて下さい。

 

一生懸命励ましたり、なだめたりせず

普通にしていて何でもない事を伝えて下さい。

飼い主さんの精神状態を犬は敏感に感じ取ります。

まずは飼い主さん自身がリラックスしている事が大切です。

そして、その子が何に一番夢中になれるかをよく知っておいて下さい。

セシルもまだまだ怖いものがたくさんあります。

でも、一瞬ビクッとしても立ち直りが早くなりました。

そして、完全ではありませんが、苦手なものを少しずつ克服しています。

これからも大好きな花ちゃんの力を借りながら、

セシルの社会化は続きます。

(セシルママ記)

  

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