これまで10年以上ドッグトレーニングを行ってきた中で思うのは、「犬への理解」がとても大切だということです。犬は人間のように言葉が話せないため、犬のことを理解し、なぜそういう行動をとったのか考えてあげることが、犬との良い暮らしに繋がります。ここでは、このさき犬と送る暮らしを良いものにするために、セシルワンカンパニーが大切にしている「理念」「モットー」「要素」「考え方」をご紹介します。
一方的に愛するだけでなく、犬を理解し犬らしく生きさせる
応用行動分析学、脳科学、神経生理学、動物行動学などをベースに、犬に痛みや苦痛を与えないトレーニングに努める
犬の意思を尊重し選択肢を与え、常に犬に対してフェアかどうかを自問自動しながらトレーニングする
社会化は子犬の頃だけでなく大人になっても継続し、怖いものを少しでも減らす努力が必要です。
そのためにも大人になってからも、様々な経験を積み、自信をつけさせることが大切となります。
頭と体を使った知的な遊び、人と一緒にチームで楽しめる遊びをすることで、感情のつながりが出きて犬の欲求も満たされ、ストレスの軽減につながります。
体は食べた物で出来ているので犬の健康にとってとても大事なことです。体の中に異物を溜め込まないよう、できるだけ加工食品でない食べ物を食べさせる。また、「美味しい」と食べて幸せを感じることも、ストレス軽減につながります。
犬を幸せにしたい。それが飼い主さんの幸せに繋がると思うから。だから、愛するだけではなく犬を理解してあげてほしいのです。その指針となるのが動物福祉「５つの自由（フリーダム）」です。
人に懐かない子犬だったセシルを引き取り、なんとか人が好きな犬にしたいという思いから、ダンバー博士から学んだ社会化トレーニングをスタートし継続した結果、人が大好きな私の理想の犬になりました。また、様々なアクティビティにチャレンジし、一緒に楽しむことで私との絆も深まり、ハッピーで自信のある犬に成長しました。
振り返ると、どうしたらセシルがハッピーになれるかを常に考えていました。セシルが怖がるものは全部ヘッチャラにすることに夢中でした。そしてシニアになった今でも、セシルと一緒にノーズワークを楽しみながら穏やかな日々を過ごせていることに、大きな幸せを感じています。
社会化トレーニングは、犬が人間社会で幸せに暮らすために絶対に欠かせない、生涯で最も大切なトレーニングです。また、犬と一緒に遊ぶこと、一緒に楽しめるアクティビティがあることも、犬と良い関係を築くためには欠かせないことだと感じています。すべての犬と飼い主様両方の幸せのために、社会化トレーニングの重要性と、犬と遊ぶことの大切さをお伝えしたいと思っています。
洲崎ゆかり
SJDプロスクールにてトリミング・ハンドリング技術を学び、ＪＫＣ公認ライセンスを取得。
愛玩動物飼養管理士１級を取得後、動物保護管理センター等で飼い始めの方のためのしつけ方教室の講師を務める。
阪神淡路大震災動物救護センター、三宅島噴火災害動物救護センター、動物保護施設ARKにてボランティアを経験。
2004年よりパピートレーニングの第一人者イアン・ダンバー博士のセミナー、 ワークショップに参加しドッグトレーニング技術を学ぶ。
2005年、ハワイ・カウアイ島にてダンバー博士のワークショップに参加し、パピー・成犬トレーニング法の指導を受ける。
同年、介助犬の生みの親 ボニー・バーゲン博士の介助犬トレーニングセミナーに参加し、介助犬のトレーニング法を 学ぶ。
2006年にジャパンドッグアカデミーにてセラピードッグについて学び、日本レスキュー協会認定ドッグインストラクターライセンス１級を取得。
名古屋に戻り、2007年４月よりカインズ名古屋みなと店にて、愛犬家のためのしつけ方教室を開講。
2010年３月 ペット栄養管理士資格取得
2012年４月 Secil wan Company 設立
2017年8月 D.I.N.G.O.認定家庭犬インストラクター取得
2018年8月 D.I.N.G.O.認定クリッカートレーナーADICT 1取得
2020年3月 ペット食育協会(APNA)認定准指導士取得
2023年3月 Secil wan Company 法人化
2023年8月 ペット食育今日協会(APNA)認定指導士取得
2024年2月 JNWSC公認ノーズワークインストラクター取得
イアン・ダンバー博士のワークショップ in ハワイ カウアイ島
ボニー・バーゲン博士の介助犬セミナー
阪神淡路大震災動物救護センター
問題行動のスペシャリスト ケン・マッコート氏のセミナー キャンプ
パピークラスコンサルタント ジェニファー・メッセ先生とデビー・ポッツ先生の
JAPDTカンファレンスにてＴタッチセミナー＆ワークショップ